世間では給料は減っていくばかり・・・
それなのに身近な物価は上がるばかり・・・
家計管理している人には「物価値上げのニュース」は頭を悩ませますよね。
せっかく節約して貯金が出来たのに、普段買っている物の値上がりばかりは辛いです。
貯金がどんどん減ってしまいます(泣)
物価値上げニュースを聞くと「またかー」「もっと節約しないとー」とお財布と相談ばかりしています。仕方がない事だとはわかっていますが、やはり家計には大打撃。「物価」は上がるものだと認識し、対応していくしかありません。
今回は、子ども達にも身近な物は値段が上がっていくことを知ってもらいたいと思い、親子で値上がりについて会話しました。「物価が上がること」は今後も必ず起きます。親子で会話するだけで子どもと一緒に考える時間にできます。
とても重要なことなのに、話す習慣が無い「お金の話」
お金の話は下品ですか?
プライドが邪魔をして相談できないですか?
「お金」について話し合わない夫婦や親子が本当に多い(私もそうでした)
なぜ、家族でもお金の話は出しづらいのだろう?
大事なことは話し合って、共有する方が良いに決まってる!
今回は子どもとお金のことを話す「きっかけ」になります。
お金について話すことは子どもの「生きる力」になります。
子供にも「お金の話」をしよう

生活に必要な食費が値上げしていることに気づいていますか?
朝食に食パンとソーセージを食べたりしますよね。
もう値上げしていますよ!
2021年10月小麦が引き上げとなり、食パンが9%程値上がりしました。
主に食品では原材料の高騰により、価格が値上がりしたりします。
他にも麺類やハム・ソーセージ・醤油・豆乳・ポテトチップスも値上がりしています。
気づかない内に値上がりしているから、いつも通り買い物をしていると「思ったより少し高かったな」と思う程度かもしれません。ただ1ヶ月で換算すると毎月の食費額では足りなくなる可能性だってあります。
小麦や醤油以外にも、車のガソリンも値上がりしました。
ガソリンなんかは今もずっと値上がりが続いていて、車を使用する家庭にはイタイ状態になっています。
▼こちらは過去3年間のレギュラーガソリン値の推移となります
20年6月頃から値上がりが続いて・・・160円超えてます。

車持ちの方には影響しますが、子ども達には影響なさそうです。
お小遣いでガソリンを買うことは無いですからね。
子どもにガソリンの値段上がったねと聞いても「そうなんだ〜」で終わります。
ただ、今回ばかりは子ども達にも無視できないニュースが入ってきました!
うまい棒が12円に値上げ!?

このニュースは子どもにとって影響大だな
伝えておこう。



えっ!値上げ!?



10円が12円になるってことは買える本数が少なくなるってことだよね



そうだね。
お小遣い600円だと10本も減っちゃう!?


お小遣いが毎月600円とします
今まではうまい棒1本10円で買えたので全部で60本買えました。
2022年4月からうまい棒1本12円になるので全部で50本しか買えません。
その差、10本!!
これは100円分の価値があったうまい棒になります!!
「毎月のお小遣いから100円引きますよー」と言われているのと一緒ってことです。
子どもにとったら大事件です!
食パンの値上げとか、ガソリンの値上げにはまったくの無関心でしたが、うまい棒は気になったみたいです。



ひどすぎる・・・
お小遣い少ないのに
なんで上がるんだよー



そもそも60本も買わないだろっ



値上げ理由はうまい棒の材料でもあるコーンや植物油などの原材料が高くなってきたことや、お菓子を包んでいる包装紙の価格も上昇したことが要因になっているみたいなんだ。
値上げには理由があることを知ろう


うまい棒1本を10円で販売し続けてくれたのは、作ってくれている会社の努力があってこそ実現できていたんです。
パパが子どもの時も1本10円だったんうまい棒!
おそらく、作ってくれている会社の人たちも値上げはしたくなかったんだと思います。これまで何度も企業努力を続けて経費を減らし、見直してくれたお陰で1本10円を維持できていたんですね。
仕事をする難しさ、会社を継続していく難しさが感じられました。
商品価格を一定にできているのは企業努力があるからこそだったんですね。
それでも、値上がりしないといけない理由がある
✅ 原材料の価格上昇
✅ パッケージなど包装材料の価格上昇
✅ その材料を運搬する費用の上昇
✅ お菓子を作る機械管理コスト上昇



ずっと同じ値段にするのは難しいんだね



世の中の価格は常に変化しているってことがわかったね



うまい棒は悪者じゃなかったね



それは良かった
他のお菓子も値段は上がっていくかもね



解決策を思いついた



何?



おこづかい上げてくれたら解決するよ!
720円にしてくれた60本買える!



・・・パパにも財布事情があっておこづかいは増やせません。



企業努力を望みます
「きっかけ」から「生きる力」に
子ども達とお金について話すことは少ないです。
そもそも、親子でお金の話をするきっかけが無いので、話題にもなりませんよね。
今回は「身近な品物が急に値上がりすること」を子ども達と話し合いました。学校の授業では原材料の上昇や配送料(ガソリン)の高騰で食品が値上がりすることは勉強していますが、子ども自身に影響が無いことなので忘れてしまいます。
小麦や醤油、ガソリンが高くなっても子どもには影響がありませんからね。頭を抱えているのはママさん・パパさんの方です。
1979年7月の販売以来、標準小売価格はずっと10円
2010年頃、原材料の高騰などの理由で内容量を少し減らし価格は10円でキープしてきた
2022年4月より価格を12円にして販売が決まった
うまい棒1本の値段が10円→12円になるニュースは子どもの心に響きました。
たかが2円?
お小遣い600円の子どもなら60本買えたうまい棒が50本になります。
今まで通り60本買いたい時は720円必要になります。
子どもにとっては大きな出来事です。
お小遣いで買えていた物がいきなり買えなくなることを知る「きっかけ」になりました。経験をすることは大事なこと。このうまい棒のニュースを「きっかけ」に親子でお金に関することを話してみて下さい。必ず、子ども達にとって「生きる力」になります。
物価があがることを「インフレ」と言いますが、子どもに「インフレ」というのはね。と話してもイメージが掴めず、伝わりづらいかもしれません。
そもそも大人でも「インフレ」って何だっけ?となったりしますからね。
それだけ、お金の知識は伝わっていないということです。
インフレとはインフレーションの略で、私たちが普段買っている日用品やサービスの値段(物価)が上がることをいいます。インフレには、良いインフレと悪いインフレがあります。
良いインフレの下では、企業が販売価格の上昇で儲かり、社員の給料が増え、消費者は物価上昇による生活費の増加を給料アップで吸収してもっと商品を買うようになり、商品が良く売れて企業が儲かる…というサイクルで景気は良くなります。要は、良いインフレは「景気の拡大をともなうインフレ」ということです。一方、商品の仕入れ価格の上昇ほど商品価格に上乗せできず、企業の業績が悪くなり、賃金が上がらないのに身の回りの商品が値上がりして家計を圧迫する、といった悪循環をもたらすのが悪いインフレです。
SMBC日興証券ホームページより引用


記憶に残る出来事になりました。
身近な商品やサービスの価格が変化していることを子ども達に伝えていきたい。
親子で会話しながら考えるだけで十分学びになります。
価格が上がることは止められません。
ただ、子どもたちには知ってもらいたいだけです。
臨機応変に対応していけるように!
どんな仕事も人の役に必ずたっている!
働く意味は稼ぐだけでは無い。働くことはみんなの役にたっていること。そのことも子ども達には知ってもらいたい(願)
さいごに
私は家計管理をひとりで14年間やっています。
家計管理をしていく中で、大事なことは夫婦で話し合うことだと気づきました。
収入も支出も把握していましたが、夫婦でお金について会話してきませんでした。
お金の話って夫婦でもしにくいですよね?
夫婦でお金の話しができると家計は改善していきます。
✅ 収入と支出のバランス
✅ お金を貯める目的や使いたい目標
✅ 貯金する意味や投資のリスク
こんな話もできるようになりました。
子どもが多いと食費が高くなるだけで大打撃になります。
今の日本では給料は増えないけど、出費が増える家庭ばかりです。
家計管理について夫婦で話し合うことをスタートしてみて下さい。
お金について不安があるなら夫婦で話し合うべきです。
男も女も一緒。家計管理は妻の役目でも夫の役目でもありません。
家計を共にする者同士で協力するものです。


我が家では毎月1回 『夫婦会議』を行っています。
改善への一歩は夫婦で話し合うことでした。
夫婦でお金の話をすることで目標が明確になります。
夫婦会議の始め方は下記のリンクを参考にしてみて下さい。
夫婦会議やってみたいけど、何を話したらいいのかな?
こちらの本は子どもにお金について話したくて買った本です。
おこづかいのことや、お金の使い方など、イラストたくさんで説明してくれています。
10万円もらったらどうする?は親子で会話しながら考えると面白かったです。
株のことやキャッシュレスの話し、インフレの話も少し出てきます。
次男は7才でしたが全部読んでました。
長男11才は半分くらいで飽きてました・・・
機会がきたら読んでくれるでしょう。
私は全部読みました。マンガのように読めるのでおすすめです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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